- オーム計算がよくわからない
- 安全な抵抗値を知りたい
- ギリギリの抵抗値はいくつ?
この記事ではメカニカルMODを安全に使うための命綱、抵抗値についてまとめました。
よく聞く「オームの法則」も登場しますが、ぶっちゃけ計算する機会ってほとんどありません。
メカニカルMODを使う場合は、危険な抵抗値さえ理解していればだいじょうぶです。
とはいえ計算方法もわかりやすく解説しているので、必ずご覧ください
液晶付きのテクニカルMODを使ったことがあるなら、必ず理解できる内容になっています。
【早見表】メカニカルMODの抵抗値とワット数

数値はあくまでも計算上のもの。
実際にMODに流れる電流が目に見えるわけではないので、十分に注意してください。
※すべて4.2V計算です
- 0.15Ω〜0.25Ω(0.01刻み)
抵抗値 | ワット数 | アンペア数 |
---|---|---|
0.15 | 117.6W | 28A |
0.16 | 110W | 26.2A |
0.17 | 103W | 24.7A |
0.18 | 98W | 23.3A |
0.19 | 92.8W | 22.1A |
0.2 | 88.2W | 21A |
0.21 | 84W | 20A |
0.22 | 80.1W | 19A |
0.23 | 76.6W | 18.2A |
0.24 | 73.5W | 17.5A |
0.25 | 70.5W | 16.8A |
- 0.3Ω〜1.3Ω(0.1刻み)
抵抗値 | ワット数 | アンペア数 |
---|---|---|
0.3 | 58.8W | 14A |
0.4 | 44.1W | 10.5A |
0.5 | 35.2W | 8.4A |
0.6 | 29.4W | 7A |
0.7 | 25.2W | 6A |
0.8 | 22W | 5.2A |
0.9 | 19.6W | 4.6A |
1.0 | 17.6W | 4.2A |
1.1 | 16W | 3.8A |
1.2 | 14.7W | 3.5A |
1.3 | 13.5W | 3.2A |
メカニカルMODの抵抗値の決め方について

メカニカルMODでは「ワット数」を一旦忘れてください。
自分で調整できるのは抵抗値のみ。シンプルなので慣れると楽ですよ。
とにかくアンペアを意識すればOK
V(電圧)÷ Ω(抵抗値)=A(電流)
例えば4.2V ÷ 0.5Ω=8.4A、この計算で出た「8.4A」が肝です。
というかメカニカルMODはアンペアを気にしていればOKです。 簡単に言うと流れている電気の強さって感じですね。

ワット数に変換したほうがピンと来るかもしれませんね。
バッテリーへの負担が減るように調整する
- VTC4:2100mAh / 30A
- VTC5:2600mAh / 30A
- VTC5A:2500mAh / 35A
- VTC6:3120mAh / 30A
ここでは村田製作所のデータを記載しますが、基本的には販売店など表記に従って使用してください。
※情報元:村田リチウムイオン電池
記載してあるアンペア数は「連続最大放電電流」というもの。VAPEを吸うときに連続して使える電流の最大値です。
できれば20A以内で使うのがおすすめ。

許容範囲といった感じなのですね。目一杯使うとバッテリーが発熱して危険。
抵抗値を下げて使うのは危険が増える
- 0.1Ω:42A
- 0.15Ω:28A
- 0.18Ω:23.3A
4.2Vで計算しています
バッテリーによっては使うこと自体が厳しくなってきますね。 抵抗値0.21Ωでようやく20Aです。
許容範囲ギリギリでの使い方は、バッテリーにとって負担が大きくなりので辞めておきましょう。

シングルバッテリーでの運用は20A以下をおすすめします。
オームの法則を使った計算方法

電圧はバッテリーの充電がMAX時の4.2Vに固定しておけばOK。

実際にメカを使っているときは「数値」が目に見えないので、余裕を持って使いましょう。
アンペアの求め方
例:4.2V÷0.3Ω=14A
メカニカルMODは、この「アンペア数」を求める計算ができればOKです。
この抵抗値だいじょうぶかなぁと思ったら、電卓で「4.2÷抵抗値」と計算してください。

安全な範囲というのは使っているバッテリー次第で若干変わります。
ワット数の求め方
例:4.2V×4.2V÷0.3Ω=58.8W
そんなに使う計算式ではないのですが「この抵抗値だと何ワットかな?」って気になる場合に。
メカニカルMODでは抵抗値とバッテリーがすべてを決めるので、参考程度に覚えておけばだいじょうぶです。
抵抗値の求め方
例:4.2V÷30A=0.14Ω
正直あんまり使わないですね。 ただ、使っているバッテリーで使えるギリギリの抵抗値を知りたいときに使えます。

低すぎる抵抗値は危険なので辞めてくださいね。
まとめ:抵抗値の計算は不要!危険な数値を覚えればOK!
- 極端に低すぎる抵抗値
- バッテリーに合わない抵抗値
- 間違った計算の勘違いはNG
計算っていうと何かめんどくさいですが、シンプルに危険な抵抗値を知ることが目的です。
例えば「0.3以下では使わない」と決めておけば、ぶっちゃけ毎回計算することはありませんよね。
とはいえ迷ったときはこの記事の表を見てもらえればと思います。

メカニカルMODは抵抗値とバッテリーが全て。安全に使いましょう。

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